過去が、また一つ。
夜空は何色なんだろう。
夜になると、顔をだす。
昼とは全く、違う顔。
絶望と奈落と堕落があって、そこに希望が混在している、そんな色って、なんだろう。
運命とはなにかって、なにかあるその度ごとに考えてしまう。ちょっと調べれば、いろんな人が、いろんな様に言っている。
その中でも、
『運命は、自分で、言い張るものさ』
という言の葉が、一番しっくりくる。
今まさに、自分がこれを書いているというコトも、それが「決まっていた」モノなのか、それが「決めた」モノなのかは、やっぱりわからないけれど、それでも、自分が書いたというコトは、確かに今、ここにある。
自分の過去が、一つ、できた。
そうして生んできた、一つ一つの過去を、運命だって言い張るために、今、そして未来、生きていく。
夜空は何色なんだろう。
また、今夜、夜空を見上げる。